日記と小説に似ても似つかないモノです
by kujikenjousiki
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大吉曜日・終幕

まるで血液のそれのように紅く染まった月下に、哄笑する闇が一つ。
その笑いは哂い。哂いは嘲笑。嘲笑は愉悦へと。
昏く淀んだ歓喜に顔を歪ませ心躍らせ、闇は狂喜に乱舞する。
「ああああぁぁぁ・・・・美味しかった、旨かった、甘かった!!流石はカミが創りし嗜好の食材!!」
叫ぶ、吼える。嘆くように、詠うように。
この声が天に届くように。
感謝の言葉が、嘲りの唄が、闇の歓喜が、皮肉を載せてカミサマに届く様に、と。
「聡明たるカミサマ、御馳走様でした」
優雅に一礼する。
まるで、何事もなかったかのように静まりかえる屋上。
そこに残っているのは、〝沙耶〟と呼ばれた少女の姿を模した闇が一つ━
「さぁ、無能たるカミサマ。私の〝食事〟は終った。もうこの位界に用は無い」
ザァ・・・
少女の姿が崩れてゆく。
砂の城が風に攫われるように粒子となって姿を消してゆく。
「私を愉しませる輪廻を探して、私は往かせてもらうよ。クク・・・まさか何の抵抗もなく簒奪できるだなんて、此処のカミサマは本当に無能なんだね」
そう哂いながらその姿は風に乗って━

「本当に私が見逃すなんて思ったの?マヌケね、救いがたいくらい」

声がした。
その声がどこから聴こえているのか掴めない、だが。
「遅かったね、修正者。折角の御足労、傷み入る。だがね、遅い、遅すぎるんだよ」
もう既に、闇はその姿を半分以上消しかけている。
風に乗った粒子は、夜闇へと消えていく。
「キミは無様だね、修正者。救うべきモノを救わず、滅ぼさなければならない相手をこうやって見逃す。嗚呼、実に無様!実に愉快!この位界のカミサマが無能ならば、キミはそれを上回る間抜けだ!」
気分が高揚している。狂気に染まった感情は、饒舌に毒を吐き散らす。
「この位界は、実に愉快だった。これ以上ないくらいに哂わせて貰った」
最早簒奪者は姿を消し、声だけが夜闇に響く。
「さて、サヨウナラだ修正者。姿を見る事もなかったけれど、実に愉快な思いをさせてくれてどうもアリガトウ」
完全に存在を此処から移す、その一瞬、何かがその闇の粒子を掴んだ。

「ベラベラベラベラ、よく動く口だわね。末期の言葉はそれで仕舞いで文句ないわね?」

まさか。
もう容を為さないこの私をどうしたら捕まえられるというのか。
「な━」
「黙れっつってんのよ。口を開くな」
修正者は、其処にいた。
簒奪者達が決まって移動する、〝無門〟と呼ばれる道がある。
その在処は使用する者達だけしか知る事のできない、云わば秘密の抜道。
世界を創り、全てを識る事を可能とする存在でさえ、その在処だけは解らない。
なのに何故。
「何故、貴様が其処に居る!」
風の流れの先端が夜闇に吸い込まれる。月と星しか見えぬその空間。
そこに不可視の扉が在った。
修正者の少女は、〝無門〟の扉の向こうに立っていた。
「残念、私に向かって暴言を囀った罰よ」
少女の左手には、移相したはずの半身。
そして右手には━
「あんたには何の応えも返してやらない。そのまま消えなさい」
簒奪者に終りを告げる、輝く箒が握られていた。

「清廉なる女神よ、崩壊の風を纏い修正の焔を生み出せ。崩壊識五条、〝焔〟」

夜は光に包まれた━

                           ◆

「今日、新しいお隣さんが引っ越してくるの。粗相しちゃダメだからね?武」
お母さんが、そんな事を言った。
だけど、お隣さんって誰の事だろう
「ねーお母さん、お隣さんって、だれ?」
困ったようにお母さんは首を捻る。
「誰って言われてもねぇ・・・、とにかく、いい子にしてるのよ」
お母さんは慌てて化粧を始めた。
お父さんは引越し祝いにお買い物に行っている。僕も連れてってくれれば良かったのにな。
皆忙しそうなので、僕は一人で公園に行って遊ぶ事にした。何もしないでいると、なんとなくソワソワして落ち着かなかったから。

その公園は僕の家の目の前にある。だから引越し屋さんやお隣さんが来たら、すぐ分かる。
「ちぇっ、みんないないや」
時間帯が悪かったのか、公園には僕以外誰もいなかった。
公園に備え付けられている時計を見ると昼の3時を指している。
「みんなおやつかな?」
そう考え付くと、お腹がクゥ、と音を立てた。
お腹空いたな・・・。
「お腹減っているんなら、これでも食べな」
「え・・・」
気づいたら、僕の横に座りながら、真っ赤な髪の毛をしたお姉ちゃんが飴玉を指し出していた。
「で、でもお母さんが知らない人から物もらっちゃダメだって」
凄くキレイな女の人だけど、見た事ない人だから、ちょっと怖い。
「いーのいーの、私はキミの事よーく知ってるから」
そういって、頭を撫でてくれた。ちょっと恥ずかしかった。
「お姉ちゃんだれ?」
お姉ちゃんはうーんと唸ると、お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ、と笑った。
すぐに仲良くなった。
10分も話した頃だろうか、引越しのトラックが来て、引っ越してしまったお隣さんの家に荷物を運び込み始めた。
新しいお隣さんがやってきたんだ。
「おねーちゃん、僕、お隣さんに挨拶してくる!」
そういって駆け出そうとした僕に、お姉ちゃんは声をかけた。
「ねぇ、武」
「なーに?」
まだ引越し屋さんの姿しか見えないが、なんとなく気持ちが焦ってしまう。
「武は、もしこの先大切なお友達が出来たら、絶対に泣かさないって約束できる?」
唐突に、そんな事を聴かれる。
だけど。
「うん、友達泣かすなんて悪いヤツだ!僕がやっつけて、守って上げるんだ!」
応えは、もう決まっていて。
「そう、なら、お嫁さんにしたいくらい大事な大事な人が出来たら?」
今度こそ━━
「僕が絶対、守るんだ」
なんでだろう、ちょっと涙が出そうになったけれど。
でも、僕は言い切り、走りだした。それが最後の質問だって解ったから。
「なら、安心だね」
紅い少女は、優しい顔で少年を見送った。

                           ◆

「箕藤と申します、これからよろしくお願いします」
そう名乗ったおじさんは、凄く強そうで、でも優しそうな雰囲気のする人だった。
「武君も、よろしくな」
おじさんは笑いながら頭を撫でてくれた。
「うん」
僕も笑って応えた。
そのおじさんの足元に、何かが隠れている。
なんだろう?
「ほら、沙耶。恥ずかしがっていないで出て来なさい」
おじさんに押し出され、沙耶と呼ばれた女の子が顔を出す。
「み、箕藤沙耶、です」
恥ずかしさからか、ちょっと涙目になりながら女の子は名乗った。
「僕、八神武」
僕もなんとなく恥ずかしい思いに駆られて、名前だけ告げた。
「じゃあ、えっと・・・沙耶・・・ちゃん」
僕はそっと手を差し出して、言った。
「これから、よろしくね?」
沙耶ちゃんは、おどおどと僕の手を握ると
「うん」
元気に笑って、頷いてくれた。
おじさんもおばさんも、お父さんもお母さんも、僕も笑った。

きっと、これから毎日楽しくなるだろーなって、そう思ったんだ━

                            ◆

公園のベンチに座っていた紅い髪の少女、修正者はその光景を微笑みながら見ていた。
「これで、万事解決っと」
少女の服の中から猫のような兎のような亀のような、そう、鵺のエルが顔を出した。
「うん、凄く珍しく」
「失礼な」
エルの頭を少女がペシッと叩く。
「だってさー主人。今までにないくらいにキレイに片付いたんじゃない?この件」
少女はなんとなく不満気だ。
「私の仕事は何時も確実でキッチリしてるわよ。まぁ今回は彼らの運が作用したから凄くキレイに締められただけで」
そう、沙耶の気持ちと武の願いが無ければこの結末は生まれなかったのだ。
「そういえば主人、武に大吉についての説明してなかったけど、結局どういうことだったの?僕もわかんなかったんだけど」
エルが首を傾げると、少女はまた笑顔を作って説明を始めた。
「実はねー、沙耶が簒奪者に殺されなかったら、この結末はなかったのよ」
「え?」
「今回は、食べられてしまった武の魂を簒奪者の残りカスからかき集めたのと、最初に食べられてしまった沙耶の魂を一つにする事で結実させたのよ」
つまり、だ。
もしも武が殺される、という事を知っても彼女が救うために動けずにいたのならば、武が殺されるだけで全ては終ってしまったのだ。
だが、沙耶は武のためにその身を投じた。
そして結果、ボロボロにされてしまった二つの魂が、互いを補うために一つになった。
「武のために沙耶が命を賭け、その結果この世界が生まれた。どう?ただ武が死んでしまうだけの未来に比べれば、よっぽど幸運な結末じゃない?」
エルはうーんと唸ると、こう結論づけた。
「結局は武の運任せで、結果大吉であった、と・・・かなり無理矢理な・・・」
少女は笑いながらポンポンとエルの頭を叩き続ける。
「いーじゃないの、土台となる異界に魂を誘導してあげたんだし、後は幸せな人生を歩けるんだから」
そうかもね、とエルは呟き、幸せそうな二人をのんびり眺める。
「さて、此処に留まるのも野暮ってもんかな」
そう言うと、少女は羽の生えた腕輪を天に掲げ、〝出口〟を空ける。
「この先貴方達は比翼の鳥よ、頑張ってね」
浮気はダメよと笑いながら、少女は姿を消した。


                      大吉曜日・おしまい
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by kujikenjousiki | 2005-10-31 03:18 | 小説

む?

(゚Д゚)ノセンセー

トラックバックって何ですk?(今更

なんか記事管理のとこでトラックバックってのがついててよく解らなかったのですYOorz
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by kujikenjousiki | 2005-10-29 02:34 | 日記

大吉曜日・終幕1

何が起こったんだっけ。
朦朧とする意識を、できる範囲でかき集めてそんな事を思う。
最早この思考すら曖昧で、記憶なんかとうに砕けてしまった。
感じるのはただの虚無、何かを失くしてしまったという、哀しい感覚。
だがそれが何かすら解らない。
失くしたモノはなんであったか、人だったか、物だったか、はたまた自分自身であったか。
もしかしたらまだ失くしてなんかないのかもしれない。
ただ胸に、黒く淀んだ寒々しい穴がポッカリと空いている。それだけは解った。

眼はあるのだろうか。
見えているのは闇だけで、瞑っているのか開いているのか、そんな事すらもう解らない。
闇という流れの中をただ、ゆらゆらと漂っているのだろうか。
死んでいるのか生きているのか、そもそもこの意識はなんなのか。
何もかもが消えてしまったこの身体から、口と呼ばれる部位から、一言だけ言葉が漏れた。

〝沙耶〟

その言葉にどんな意味があったのか、がらんどうのはずの自分から漏れたその言葉すら、今の自分にでは理解できない━

リン

気のせいだろうか。
何もかもを失くし、今まさに消えようとする瞬間、小さくも、だが美しい鈴の音を聴いた気がした━

                          ◆

闇に包まれた校舎の屋上で、一組の男女が密着している。
遠目から見ればその姿は仲睦まじい恋人たちに見えたかも知れ無い。
だがそこに在ったのは、暖かな愛情などではなく、冷たい殺気のみであった。
「箕藤沙耶はね、こうやって死んだのさ」
少女の右腕が座っていた少年の心臓を貫いている。
否、腕であったものは、鋭利な槍の穂先のように変質し、その腕を鮮血で染め上げていた。
「ふふ、彼女は武、キミを助けようとして死んだんだがね。まぁそれこそ無駄でしかなかったが」
沙耶と呼ばれた少女の姿のまま、人を模すその怪異はニヤァ、と厭らしい笑みをその顔に貼り付けた。
「大人しく私に喰われていれば良かったものを、これでは彼女の捕食者に恨まれてしまう」
クククと、刺し殺した少年の屍骸を眺めながら、そんな事を呟く。だがその表情には後悔の念など皆無で、ただ愉悦の笑みが広がっている。
少女は、座っていた状態の屍骸、八神武を片手で立ち上がらせる。
力を失ったその身体は、かなりの重さがあるハズなのだが、少女は微塵も気にした様子が無い。
「莫迦な修正者もいたものだ、彼女が代わりに死んだ事で私が武を諦めるとでも思っていたのか」
頼りであったハズの少女と、その御供は未だその姿を見せない。
この少年が死んだ今、修正者が姿を現す事はない。意味もない。
「嗚呼、なんて美味しそうなんだ武」
屍骸の顔を眺めながら、続ける。
「生きたままでも格別な美味しさなんだろうなぁ、嗚呼、その魂、どんな味がするのだろう」
最早、沙耶の顔を取り繕う事すらできない程興奮し、歪ませ、その顔は人外。
言い表す事ができない程に屈折したその表情は、邪悪と呼ぶに相応しい。
「もっともっと味が濃くなるまで待ちたかったけれど、修正者をかわすのにはこの時が限界・・・惜しいけれど」
貫いたままの腕で、闇は屍骸を頭上にかかげる。
ポタポタと、紅い雫が屋上と、闇の顔を濡らす。
「さあ、料理を始めなければ」
少年の身体が突如、輝き出した。
徐々に、光が身体を離れ舞いだした。
光の粒が増える程、舞が激しくなる程に、少年の容が崩れていく。
闇が手を掲げる。
光は、命ぜられるままに手のひらの上に収束していき、少年が消え去ると同時に完全な球形を為した。
「食べてしまうのが勿体無いくらいに美しい・・・あぁ、それでも食べてしまいたい。カミサマ、なんという矛盾を私にお与えになるのか」
天に向かい、大袈裟に、仰々しく嘆く。
「貴方が創ったこの命、美味しくオイシク戴かせて貰います」
闇は、神を嘲りながら光を食さんと口を開く。

闇の食事は消滅を意味する。
輪廻の流れから自分の気に入った魂を選び、外し、食す。
故に、必滅。
創造者の法則を無視し、流れを塞き止め、己が愉悦を欲するためだけに存在し、その力は世界を調整する者達の位階をも超越する。
抗えるのは創世に関わる者だけ。
神に近い力を持ち、絶対的な立場にあるこの闇共は、命ある者にとっての天敵。
その名を〝簒奪者〟

「イタダキマス」

紅い紅い満月の輝くその下で、闇が光を飲み込んだ。
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by kujikenjousiki | 2005-10-29 01:39 | 小説

寝不足~orz

えー、一昨日の睡眠時間1時間半。
そして昨夜の睡眠時間約5分。

・・・バイト中死ぬかと○|_| ̄

二日前の睡眠は、読んでいた本が面白くて、気づいたら朝の6時という自業自得なワケなんですがー・・・今日のは金縛りとヵ。
何時も通り3時頃に布団に入って目を瞑る事約5分、静まりかえっているハズの部屋なのに、耳元で叫ぶ二人のお方が。

身体の自由が全く効かない状態だったので、すげえ気合を入れて眼だけ開いたところ、両目の端に黒く長い髪の毛だけを視認する事が可能。

・・・やべー・・・うるさくて眠れやしない上に身体が緊縛状態で動けもしない・・・。

とりあえず、眠る事が不可能で、する事が何もないという現状においてできる事。

〝何叫んでんのか理解してみませう〟

殆どガラスでも引っ掻きまくってるのかっていうくらいの騒音の中、なんとか言葉らしい言葉に耳を傾けて見たところ。

右方「死ね死ね死ね死ね死ね死ねry」
左方「失せろ失せろ失せろ失せろ失せry」

・・・・どうすりゃいいのヵorz

何とか朝日が昇る頃には、生きて身体が自由にはなったのですが、眠る気も起きずにそのまま仕事へ~。

・・・全部夢だったら楽なんだけどなーヾ(´ω`)ノ
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by kujikenjousiki | 2005-10-27 19:45 | 日記

リンクヾ(゚Д゚)ノリンク

えー、今更ですが、リンクの張り方を理解したので色々リンク張らせて頂きやす(勝手に

俺にブログ教えてるヤツラは覚悟しれ~ヾ(´ω`)ノ

そんでまたヨロシクw

・・・exブログのしか張れ無いや○|_| ̄
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by kujikenjousiki | 2005-10-24 17:34 | 日記

いやっほぅ

ネット復活ヾ(゚Д゚)ノ(早

まぁ、本当なら一分として止められずに済んだハズなんですがね・・・。

気ぃとりなおしてー、なにやらどこぞの海様からこんなバトンが回ってまいりますた。
あ~んバトン。
誰かが誰かにモノ食わせるとかそんな甘ったるいバトン。
じゃなくて良かった・・・orz
これは携帯のあ~んの文字を一文字づつ変換してみて、最初に出た予測変換の文字を載せてみる、といったもののようで。

・・・なんつうかねー、メンド(ry
まぁいいや、イッテミマセウヾ(´ω`)ノ

あ→悪影響
い→居合い
う→うぅ
え→円
お→岡村

か→書いて
き→~(なんでか記号
く→くぅ
け→けっ
こ→こぇぇぇぇと

さ→流石
し→七時
す→過ぎ
せ→責任
そ→相対

た→ただいま
ち→ちゃんと
つ→使う
て→敵視
と→当日

な→なかった
に→苦手
ぬ→ぬぁ
ね→寝て
の→残して

は→発現
ひ→非道
ふ→フォオオオオオ
へ→変換
ほ→保護

ま→まぁ
み→見送らない
む→無茶
め→眼
も→もしくは

や→ヤツ
ゆ→友人
よ→用事

わ→ワカッタ
を→を
ん→んにゃ

・・・会話できてるんでしょーかね・・・。
一番使ってるのが予測変換のトップにくるハズなのになぁ・・・w

さて、では回す人間はー・・・。
なこ、ギガ、どんべ、オイサン、キンタで頼んだヾ(´ω`)ノ
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by kujikenjousiki | 2005-10-23 19:06 | 日記

現実崩壊2

夕日が校舎を赤く紅く染め上げていく。
空は真っ赤に染まり、陽射しの届かない反対側から夜が近づいてくる。
もう夕方の6時を過ぎている。活気のある部活でも、下校を迫られる時間だ。
そんな、静まりかけた校舎の屋上に、一組の男女が佇んでいる。
そう、片割は八神 武、そして、もう一人の片割は━
              
                          ◆

「・・・さ・・・や・・・」
目の前にいる少女は箕藤 沙耶、間違い無い、見間違える事なんてあるハズもない。
「なんで、なんで・・・沙耶?あれ?」
さっきの頭フル回転でオーバーヒートでもしてしまったんだろうか、ちっとも頭が働かない。
それどころか言葉までうまく発せられない、喉がひどく渇いて口が、舌が動かない。
棒立ちで、手が勝手にわたわたと動く、これではまるっきりただの挙動不審者だ。
「え・・・っと・・・え?」
そんな俺の様子を真剣な顔をして眺めていた沙耶は、ついにはプッと吹き出した。
「くっ・・・あははは、何ソレ、新種の遊び?・・・っははは、ヤダ・・・ちょっと笑わさないでよ・・・っくく、人が真面目な顔して会いにきたのに・・・っあははは」
目の端に涙すら湛え、思いっきり笑ってくれる。ついには腹を抱えて大声で笑い出した。
あぁ・・・沙耶だ。
ちょっとの事でもすぐ笑い、輝く笑顔を俺に見せてくれていた、沙耶だ。
毎日その笑顔の横にいて、絶対に失わせてなるものかと誓い、そして・・・守る事のできなかった━
「・・・沙耶っ」
俺は、俺さえも解らない間に沙耶に駆け寄り、抱きしめていた。
「え、ちょ・・・武?」
戸惑う沙耶に顔を見られないように、頭をギュッと胸に抱く。
俺は・・・情け無い事に、またしても泣いていた。
「沙耶・・・ごめんな、沙耶・・・」
「・・・・・・」

                          ◆

どのくらいの時間が過ぎたのだろうか、既に星は瞬いている。
紅かった学舎は夜の帳に覆われ、昼間の活気を消し飛ばし、ただ静かに佇んでいる。
俺は、泣きながら謝り続け、沙耶は黙って背中を撫でていてくれた。
なんとか落ち着いた俺は彼女を解放し、今は二人で落下防止用のフェンスの上に腰を落ち着けている。
「まったく、大の男が涙なんか見せるんじゃないよ」
沙耶は笑いながらそう言った。
「あぁ、すまね」
今となってはかなり恥ずかしいのだが、沙耶が笑ってくれた事に俺は心から安堵した。
「うん・・・でもね、私も謝らないといけない事があるんだ」
沙耶はフェンスから飛び降りると、クルリとこっちを向いて頭を下げた。
「ごめんね、心配かけて」
そう言った彼女の顔は、今にも泣きそうだった。
「武が私を守るって思ってくれてた事知ってるのに、悲しい思いさせてごめんね」
・・・あぁ、そうか、沙耶は俺が守るって誓ったのを知っていたのか。
「でもね、その事については謝るけど、私は自分がした事には後悔してないんだ」
顔を上げ、少し涙目で、
「私だって、武を守りたいって思った。だから、守れて、満足」
そう言って、誇らしげに笑う。
俺はまた、泣きそうになった。
何となく、理解できた。
例えこの事件で死んでしまったのが俺だとしても、俺は沙耶を守る事ができなかったのだ。
俺は沙耶が死んでしまったと聞かされただけで、自分を見失いかけた。
そんな思いを、沙耶にさせてしまったかもしれないのだ。
それでも、俺は、沙耶を失う事だけは容認できない、認めない。
でもそれは、結局は一人よがりで、でも、答えなんかでなくて。
「でも、沙耶が戻ってきてくれて・・・良かった・・・死んでしまわなくて・・・本当に」
結局、口から出たのはこの言葉だけだった。
「・・・・・・」
沙耶は黙って微笑んでいる。
そこでふと、疑問が頭をよぎった。

━修正者は、俺に選択を迫った。
未来が、沙耶のいる未来が違った結末を迎えるかもしれないけれど、彼女を、彼女がいるべき世界に修正しなおすチャンスを俺にくれてやってもいいが、どうするか?、と。

「なぁ、沙耶」
夜風を浴びて、心地よさそうにしていた彼女がこちらを向く。
「何?」
「沙耶は、なんで俺が死ぬって解ったんだ?」
そう、まだ不透明な部分が多すぎる。
解る事などないかも知れないが、空白が埋まらないのはスッキリしない。
そう思い、聞いてみた。
「映画館で」
沙耶は笑顔のまま語りだした。
「私、武がお菓子を買いに行ってる間に、ちょっとトイレに行ったのよ。そしたら、彼女がいたの、修正者って。会ったでしょう?」
何となく予感はしていたのだ。
沙耶は既に修正者と面識がある、と。
「彼女、一言私にこう言ったわ、八神 武を死なせたくなかったら、話を聞きなさい、って。そして勿論私は聴くしかなかった」
「それでか・・・」
あの女、最初からこうなる事を知っていたんじゃねぇか。
「そしたらね、〝ヒズミ〟とか、良くわかんない事を色々説明されて、とにかく要点だけを話してもらったの。そしたら、武の代わりに私に死ねっていうんだもの」
ケラケラと、沙耶はまるで笑い話のように語る。
「まさかって思ったんだけどね、どうしても不安で。しょうがないから武と全然違う道に別れて行って見たら、本当に死んじゃった。それで、気づいたらここに立ってた」
そしたら武が赤ちゃんみたいに泣き出して、と彼女は笑いながらまだ語っている。
だが俺は、肝心の内容が解っていない事に焦った。
「な、なぁ、その・・・死んだって・・・どうやって・・・?」
聴く事に、多少勇気がいったが、なんとか絞り出す。
すると、沙耶の顔から笑みが消えた。
「・・・知りたい?」
彼女の顔は真っ青で、とても恐ろしかった事が窺える。
だが━
「知らない事には、始まらないかも知れない」
そんな予感がする。
沙耶は目を瞑り、開いた。
「わかった」
そう言うと、彼女は続きを

「こうやって」

横に座っていたはずの沙耶の身体が掻き消え、目の前に出現した。
それと同時に胸に重い衝撃。
━彼女の右手が俺の心臓の位置を貫いているのが見えた━
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by kujikenjousiki | 2005-10-22 01:36 | 小説

ヾ(゚Д゚)ノ

なーんかねー・・・どうやらネット止められそうなオカーンorz

まぁ家庭の事情と言いたいが、どうにも(゚Д゚)
毎月払わなきゃいかん額は渡してるんだが、どうもそれが他の方向に流れてる模様 

まぁ借金もあるんでしょうけどね(´ω`)

そんなワケで唐突に姿を消したら止められてんなーと思ってくだちぃorz
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by kujikenjousiki | 2005-10-21 20:47 | 日記

れぼるーそん

太古、完全、砂漠に孤独
空気、原子、因果律星

そう、土地の子
受胎
哲学の胎児

卵、完全、入れ子に起源
雄蘂、雌蘂、一粒の種子

そう、土地の子
成長
哲学の子供

そして
月天 水星天 金星天
太陽天 火星天 木星天
土星天 恒星天 原動天

さらなる円環無限に果て無き

一つの有機的な機関
一つの永久運動装置

嗚呼、空洞なり
ソは空洞なり

これぞバーチャルスター発生学
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by kujikenjousiki | 2005-10-16 20:49 | 日記

ホークスヾ(゚Д゚)ノホークス!!

えー本日、なんちゃらホークスって野球チームがロッテと戦い、優勝をかけた試合をするもより。
まぁ勝っても負けてもホークスセール(職場がその系列)なので、どっちでもいーやーと思っていたところ、「ホークス負けたら明日残念セールだから君仕事ね」
( Д)        ゚ ゚
うおぉ・・・全然興味のない分野が俺の幸せに繋がるなんて・・・しかも俺にはどうしようもないことでorz

頼む、頼むからマジ勝ってくれホークス

野球なんて真面目に見た事もないけど、今夜だけ興味を持って見ます(・ω・)

ヾ(゚Д゚)ノ

きたきたきたああああ!!
サヨナラっしゃあああああああああ!!!
明日休みヾ(´ω`)ノ
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by kujikenjousiki | 2005-10-15 17:44 | 日記