日記と小説に似ても似つかないモノです
by kujikenjousiki
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大凶曜日 現実乖離

葬式の日は、雨が降っていた━

黒い服を着た人々が、箕藤家から出た死者を弔うべく参列を作っている。
俺は少し離れた場所から、その列を見ていた。
参列の中央を黒い棺が運ばれて往く。
・・・その中に沙耶はいるのだろうか、俺は確認すらしていない。
友人や知り合い、親戚が一同に会するこの場で、涙を見せていないのは、沙耶の父親やただ血の繋がりだけが在った者ぐらいだろうか。
沙耶を良く知っている者達は一様にその死を嘆き、涙を流していた。

━俺はどうなんだろうか。

身体が力を失い、本来ならばこうして出歩く事さえ苦痛。
哀しみを拒否した精神は感覚を投げ捨て、ただ俺は雨の中その参列を眺めていた。
棺は霊柩車へ載せられて、火葬場へ向かう━沙耶が燃やされる、灰にされる、ケサレテシマウ
「・・・・・・っ!」
力を失っていたハズの身体は急激な焦燥感に煽られ、走り出した。
並んでいた人々を弾き飛ばし、気づけば葬儀社の者に掴みかかっていた。
「沙耶を・・・・沙耶を連れて行くなよ・・・っ!」
俺は、一体何をしているのだろう。
「やっと・・・やっと俺達は前に進んだのに・・・恋人になったのに・・・っ!」
身体が、口が勝手に動く。
必死になって声を絞り出す俺を、聴き知った声が制した。
「やめなさい武君」
沙耶の父親の、孝雄おじさんだった。
「申し訳ありません、身内が失礼をした」
おじさんは、俺の代わりにそう頭を下げ、霊柩車を出させた。
「・・・武君」
呆然と、走り往く霊柩車を見ていた俺の横っつらに、かなりの速度を乗せた手が触れた。
強烈な平手打ちの音は、雨の中でさえ響く程済んでいて、その威力は普段の俺だったら意識が飛ばされていたかもしれない。
「いって・・・」
身体に力が入らない。俺は踏ん張る事もできずに転がった。
「武君、目は覚めたかね」
そう言いながらおじさんは俺の腕を掴み、立たせてくれた。
「君が沙耶を大事に思っていてくれた事も、してくれていた事も、君達が初めて出会った頃から私は知っている」
雨の中、傘も差さずにおじさんは語る。
「もう15年になるか・・・私達が此処に引っ越してきてから、本当に君達八神家には御世話になった。
私達は隣人でありながら家族同然の付き合いをしてきた・・・だから、というわけではないが、私は沙耶に限らず、武君、君の事も心から大事に思っている。それこそ、息子のように」
俺は顔を上げられなかった。
「沙耶を大事に、そして愛してくれた事は、私にとっても喜びだった。君になら、沙耶をなんら心配をすることもなく任せられるだろうとすら、考えていた」
でも、その沙耶は・・・沙耶はもう・・・。
「沙耶は、確かに私にとって命よりも大切な娘だった」
その言葉を聴き、俺はやっとおじさんの顔に視線を向けた。
「だがな武君、その私の宝が愛した君が、そんなことでどうする・・・っ!」
おじさんは泣いていた。
心の底から、悔しそうに。
俺は・・・。
「すいませんでした・・・っ!」
俺もまた、泣いていたのだ。泥にまみれて、自分が一番の被害者のような顔をして。
どうにもならないこの辛苦に耐えられず、ただ苦しみ嘆いていたのだ。
沙耶の死を、認めてしまった瞬間から。

                            ◇

俺は、葬儀の場で迷惑をかけた人々に謝って回り、その後箕藤の、沙耶の部屋に来た。
火葬場へついてゆく気には、到底ならなかったから。
「・・・久し振りだな・・・ここにくるのも」
小学校低学年以来だろうか。
少しづつ発達した精神は、<女の子>の部屋に遊びにくる事を頑なに拒んだ。
遊びにおいでと誘われても、男友達の間に変な噂が流れるのが嫌で、断り続けたりもした。
「もうちょっと、遊んでやれば良かったかな」
一緒の時間を増やしたかった。今更叶わない事など解りきっているのに。
「俺は・・・いくつになっても・・・後悔ばっかでさ・・・」
また、涙が出た。情けない自分に。
「すまねぇ・・・沙耶」
送ってやれば良かった。
護ってやれば良かったのだ、トラックなんぞに轢かれるのは俺で十分、沙耶が死ぬ必要なんかなかったんだ・・・・。
またしても思考が哀しみをどうどう巡りしてしまう。そういえば、死んだ魂が現世に残る時間は49日間だったか・・・。
「情けないとこ、見せちまったかな」

雨の降りしきる中、リンと、何故かその音だけが、まるで<音>ではないかのように耳に響いた。

「うん、そりゃーもう情けなさ一杯だったわね」
「そんなこと言ったら可哀想でしょ、いくらなんでもさ」
「・・・・っ!?」

何時の間に現れたのであろうか。吼え猛るような紅髪の少女(とよくわからない生物)は窓の縁に腰かけ、俺をクスクスと笑いながら見つめていた。
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by kujikenjousiki | 2005-09-30 03:04 | 小説

馬の耳に念仏

今日はビビった。
ほんとビビった。
朝起きた瞬間に違和感があったものの、何が違うのかわからない。
・・・なんだ、すげえヤバイ事のような気がする・・・。

・・・左耳が完全に機能停止○|_| ̄

一切の音を感じる事ができていませんでした(((゚ε゚)))

医者に行ってみてもらったところ、膿が塊になって完全に耳の穴が閉じていたらしいです。
・・・・膿って( ̄ロ ̄;)
薬を飲んで大人しくしていた日でしたっと○|_| ̄
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by kujikenjousiki | 2005-09-29 04:14 | 日記

大吉曜日 後日へ

二人でバスに乗り、なんやかやと話しながら駅前の停留所に到着した。
さて・・・
「どうしようか」
スパーンと小気味良い音と衝撃が俺の頭部を揺らす。
「誘っておいてそれか!」
またしても華麗に俺の後頭部に上段回し蹴りを決めつつ沙耶は叫んだ。
じんじん痛む頭をさすりつつ、言い訳がましい事を言ってみる。
「アレだよアレ。純心無垢な武様は沙耶とデートする、という事だけで頭が一杯で内容の事なんかこれっぱかしも考え及んでいなかったワケだ、うん。なんていじらしいんだ俺」
さりげなく後頭部を庇いながら、彼女の方を見ると・・・。

「おーい、行くよバカ」

既に目的地を決め歩き出していて、しかも既に結構距離が離れている。
・・・う~ん他人の視線と寂しさが痛いよママン。
俺はちょっと涙目になりながら走り始めた。

                           ◇

沙耶が一直線に目指した場所は映画館であった。
最近できたばっかりの施設で、一つの館に幾つもの部屋があり、それぞれの部屋で現在配給中の映画を鑑賞する事ができる。
ちなみ今日はレディースデーで、沙耶のチケット代だけ安かったりもする。
「映画か、定番というかお約束というか」
「行き先も決めてないから私が選んでやったんじゃないか、ブツブツ言わない」
「はい、すいません」
なんかもう仕切られまくりというかなんと言うか。
まぁ誘っておいて無計画だった俺が悪いのだが。
「んで、何の映画観るんだ?」
今現在やっているのは・・・恋愛モノ、アクションモノ、近代SFモノ等々。
「へぇ、結構色々あるんだな」
「うん、私映画好きだから結構来るんだけど、ここは種類も豊富でいいんだよ~」
ニコニコしながらそんな事を楽しそうに言ってくる。
「じゃあ私チケット買ってくるからちょっと待っててね~」
「え、あ、俺がいく・・・ヨ・・・」
我先にと沙耶は走りだし、並んでもいないチケットセンターに滑り込んだ。
「元気だこと・・・」
デートの内容を決めていなかったのは手痛いミスだが、ここに来て沙耶の機嫌はかなり良くなっている。俺が決めたワケではないにしろ、そんな彼女を見れただけでも俺としてはラッキーだ。
「買ってきたよー」
速くも二枚のチケットを手にした彼女は、同じ様にわざわざ走って戻ってきた。
「お帰り、速いな」
「だってもう開始まで時間があんまりないんだもん、ほらいくよ」
「あ、でもまだ金とか払ってない」
「いーから!」
そんな物は後、と言い切り彼女は俺の手を掴み歩き出した。
(あ~・・・手ぇ繋いでるだけなのに幸せだ俺・・・)
などと考えている間に、入り口の暗闇に引きずりこまれた。
 
指定された席に並んで座り、開始時間を確認した。
「なんだ、まだ少し時間があるじゃねえか」
「ん~、ちょっと焦り過ぎちゃったかな」
沙耶は少し照れて笑うと、立ち上がった。
「私飲み物でも買ってくるよ」
ナンダッテ。
「まぁ待ちんしゃい」
俺は即座に席を立って沙耶を座らせた。
「・・・?」
何で?という顔でこちらを見るが、そんなワケにいくか!
「沙耶ばっかにパシらせるわけにゃいかん、俺が買ってくるからそこで待ってろ」
「ぬぅ・・・それじゃ武に任せようかな」
「おう、なんでもいいぞ」
「それじゃー・・・コーラのMとポップコーンのLでお願い」
「あいよぅ、ちょっと待ってろな」
そう告げると、俺は売店に急いだ。

「毎度~」
やる気のないバイトの声を背に受け、俺は客席に向かった。
ドアを開き、指定席に戻ると・・・。
「ありゃ?」
沙耶はいなかった。
トイレにでも行ったのだろうか、バッグは置きっ放しだ。
「無用心だなぁ、すぐ戻ってくるんだから待ってればいいのに」
席に着いて沙耶を待つ事3分、劇場が暗くなるのと同時に沙耶が帰ってきた。
「ゴメン、トイレ行ってた」
「別に謝る事でもないだろ、それよりもう始まるぞ」
「うん・・・ごめんね」
・・・劇場の暗がりのせいだろうか・・・沙耶の顔が少し青く、そしてその笑顔が曇って見えたのは。

                             ◇

「いや~・・・・もう勘弁してください」
俺は映画館を出るなりそう言った。
映画の内容は・・・恋愛映画のような甘ったるいモノではなく、とんでもなくグロテスクなサイコホラーとでもいうべき内容のモノだった。
怖いのは・・・怖いのはマジ勘弁だよママン・・・(涙目)
「武ったら情けないねぇ、たかだか映画くらいで」
アハハと笑う彼女の笑顔には、恐怖のカケラも浮かんではいなかった。っつうか映画の最中にキャアキャア言って笑ってやがった。・・・恐るべし、毛生心臓の沙耶。
「失礼な事考えてんじゃないでしょうね」
「いやいや滅相も御座いません沙耶様」
頭を地面にぶつけそうな勢いで下げる。
なんで思考がバレてんだ、エスパーかこの魔女は。
「でもま、許してあげる」
映画も面白かったし、と言って彼女は歩きだした。
「ほら、デートってこれだけで終わらせる気?」
はっとして俺は急いで横に並んだ。
「まぁのんびりしていきなさい、そこらの店にちょっかいでも出しながら」
なにそれ、と沙耶は笑い、俺も笑いながら駅前の店先を冷やかして回った。

特別な事なんか何もないけれど、俺は沙耶と何時ものように二人で過ごすだけで幸せだと、そう思った。

その日俺達は、日が沈むのと同時に家路についた。
付き合い始めて変わった事といえば、別れの挨拶にキスをかわしたくらいだろうか。
今まで幼馴染として共に過ごした日々はなんら変わる事はなく、ただゆっくりのんびりと過ぎていくのだろうと、思えた。それも、より幸せな形で。
家に着き、することもなくなった俺は、ベッドに横たわり今日のデートを思い出しながらゆっくりと眠りに落ちた。

                           ◇

翌日、俺は登校するとまず、沙耶に挨拶をしようと隣のクラスに足を延ばした。
「あれ、八神じゃん」
友人の一人が俺を見つけるなり声をかけてきた。
「おまえ、何でいるんだ?」
「あ?」
・・・意味が分からん。
「俺がいちゃ何か不満か」
なんとなく気分を害しながら睨み付ける。
「いやそうじゃなくてだな」
じゃあなんだっていうんだか。俺は沙耶に挨拶をしに
「箕藤の・・・葬式の準備とか・・・手伝ったりとかしないのかな、って」
・・・・あ?
なんだ、葬式って。嫌な予感に喉が渇く、背筋が凍る━
「おいまて、葬式って」
理解できない、しちゃいけない、ソノサキヲクチニスルナ━━
「箕藤・・・死んだって、知らないのか?昨日の夜、どっかからの帰り道でトラックに撥ねられて即死って」

リーン・・・と、混濁した意識が、鈴の音を聴いた気がした・・・。
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by kujikenjousiki | 2005-09-28 02:20 | 小説

哭珀吠炬

あ~・・・今日は中々面白かった。
朝の4時まで漫画読んで就寝、そして7時起床。
クソ重い瞼を抉じ開け、バイトに向かう途中意識が飛び、車に正面から突っ込んだりもしました。

そしてバイト中もう半分寝ながら骨斬り包丁を握って鶏肉を捌いていると(この時点でアウト)、ドアから赤い頭が3つ程見えました。
・・・何?と思って近づくとすげえビビって逃げる小学生が数名。
・・・なんでコンナ時間の平日に小学生がいるんだ。
ちょっとドアを開けてみると、約40人分の視線が痛々しかった記憶があります。
そして凄い眠気の詰まった頭に響くキンキン声、そして叫び。
「すげえデカイ包丁持ってるううううう、殺されるうううううう!」
「こわぃぃぃぃぃ」
「はいそこ、大人しくする!」
・・・・殺しませんよ・・・○|_| ̄

近隣の小学校から社会見学にわざわざ出向いたそうです。
包丁持ってるのに後ろに子供が40名・・・・狭いわ邪魔だゎ危険だわ(´ω`)
そんな日でした(・ω・)ノ

そういやとある友人Uからこんな連想ゲームが。
廻された言葉の印象から更に言葉を繋げていくらすぃ。

回ってきたキーワード

親孝行→禁煙→するべきこと→勉強→恋人→ナルシスト→鳥肌→好奇心→インターネット→嘘→秘密→アッコ→ゴッド→花鈴→ツインテールの髪→萌え系美少女→二次元→ファミコン→マリオ→着メロ→電子音→エレキギター→名前→アイデンティティ→双子→禁忌→犯罪→イケナイコト。

・・・まぁ発想ゲームはいいとして、なんだイケナイコトってUちゃんYO。
んー、更にここから連想できる言の葉・・・うーん。
あぁ、これにしよう。

<簒奪>

サンダツ、ですな。
まぁ人殺しとかがいけないっていう概念が俺の中にはないので、こういうのがイケナイかなー、と。 
では次の廻し主は~・・・そうだな。

もすち、こなやん、やや、にゃこでGO。
別に人数制限とかないらしいのでもしもこの記事見てたら知り合い友人にヨロシック(・ω・)b
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by kujikenjousiki | 2005-09-28 00:00 | 日記

大吉曜日 中吉下降

「・・・・・・・」
ズズっとお茶を吸う。目の前には見るからに不機嫌な女の子がこちらを睨んでいる。
「・・・・・・・」
カチャリ、と音を立ててカップを置く。なるべく相手の目を見ないように気をつけながら。
「・・・・あ~・・・なんだ」
空気が重く、声を発するのも憚られるがここは頑張り所だと思ったりしてみる。
「え~と・・・まぁ許せ」
「なんだそれ!!」
ガチャン!とテーブルを蹴立てて彼女が咆哮した。こぇぇ。
「人の顔面にドアぶち当てておいて言う事はそれだけ!?」
「悪かったって・・・ワザとじゃないんだから許してくれよ。それにそもそもおまえが遅刻するから俺が急いで迎えに行こうと走ったワケで」
迫力に押されて声が小さくなってしまう、情けねぇ・・・。
「そーじゃないでしょ?こういう時は事故でもなんでも言う事があるでしょ?」
「・・・・ごめんなさい」
彼女は満足気に頷くと、店員さんに声をかけてケーキを三つオーダーした。

                            ◇

「おごりだからってバカバカ注文しやがってからに・・・」
店の支払いを終えて、店の外で待っていた彼女にそんな文句を垂れてみる。
「これでさっきのチャラにしてあげるんだからいいじゃん、ケチケチしなさんな」
笑顔で振り向き、そう言い放った彼女は、名を箕藤沙耶、俺こと八神武の幼馴染であり・・・ついこの間俺の彼女になった。
小柄で黒髪のショートカット、常時明るく、誰にでも活発な印象を与える彼女は、陸上400mのレギュラーを務める程活発にして盛大であった。ってかマンマ<可愛い男の子>で通りそうなぐらいだ。
男女問わず人気があり、幼馴染としてとても鼻が高くはあるのだが、余計な人気が多すぎる。
なので、意を決して告白なんぞに踏み切ってみたのだが、存外あっさり返事を貰い、今に至る。
返事なんてその場で「いいよ」の一言だった。ロマンチックもありゃしねぇ・・・。
「がっ!」
そんな事をおぼろげに思い出していた頭に衝撃が走った。
「聴いてますか?ボンクラお兄さん」
凄く笑顔が輝いていてそらぁもう可愛いのだが
「・・・とりあえずその脚をどかしてくれると嬉しいですな暴力オネエサン」
「あらそぉ?キレイに決まってとっても快感じゃござーません?」
俺の後頭部に遠慮会釈無しのハイキックが見事に決まっていた・・・。
「快感なワケあるかぁ!どこの変態野郎だそりゃ!」
怒鳴りつけて振り払う。あー痛ぇ。
「人の話聴かない武が悪い。私がなんて言ってたか言い直してみろ」
「へいへい、俺が悪かったよ。んでどんなお話でしたかね?」
コイツの手の速さは尋常ではない、何故か俺に対してのみ。(手っていうか脚だが)
「だからぁ、部活の先輩が復帰したんだよ、昨日」
痛みを訴える後頭部をさすりつつ、疑問を口にする。
「復帰って事は入院かなんかしてたのか?その先輩さんは」
「うん、家の階段から落っこちたらしくて、脚を骨折してたんだ」
まてよ?沙耶の先輩って事は
「その人も短距離走かなんかなのか?」
あれ?という顔で沙耶がこっちを見た。
「草壁巳琴先輩って・・・知らない?結構有名だと思うんだけど」
草壁草壁・・・。
「あぁ、テニス部の」
思い出してポン、と手を打つ。
確か1年にしてレギュラーを獲るというかなり強い選手だったんじゃなかったか。
「そ、その先輩。私色々御世話になっててさ、仲良いのよー」
「でもテニス部なのに脚を骨折って、結構マズイんじゃないのか?」
練習にしろ試合にしろ、骨折なんかしたりしたらかなり影響出るんじゃなかろうか。
「うん、試合も練習もできてないし、そもそも脚の骨折なんだからあまり無理はしちゃいけないハズなんだけどね」
「という事はまさか、もう練習したりしてんのか?昨日復帰で?」
そんなアホなと思いつつも質問してみると、沙耶は頷いた。
「凄く元気に走り回って、二ヶ月もベッドの上にいた人間とは思えない程だった」
信じられない、という顔で言うが、その目には喜びが窺えた。
「骨とか、骨折前より強くなってるらしいし。運動不足?なにそれ?って言ってたよ。凄いよね」
アハハ、と笑いながら彼女は言うが、そんな事ありえるのだろうか。
「どんな入院生活すりゃそうなるんだ・・・」
さー?と沙耶は気にとめた様子もなく笑っているが、何と無くひっかかった。
「あ、そういえば先輩言ってたっけ。入院してる間の記憶があやふやなんだってさ」
「あやふや?」
「うん、気づいたら2ヶ月が過ぎてたような気がするって。なんていうか、世界そのものが明るくなった気がするぐらい変わったって言ってたけど・・・どういう意味かな?」
「ん~・・・わかんねぇ」
世界?視点が変わったってことか?ダメだわからん。
「覚えてるって言ってたのは・・・なんだったかな。・・・あぁ、紅い髪した女の子だ」
・・・紅い髪?
なんだっけ、俺は知ってる気がする。
確か昨日・・・アレ、なんだっけ?
「まぁそんな事よりさ、速く行こう?」
あぁ、そうだった。俺達はデートしにきたんだった。
「すまねぇ、んじゃいこうか」
やっと俺達は並んで歩き出した。
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by kujikenjousiki | 2005-09-21 01:34 | 小説

フルーチェー

嗚呼・・・面白いなぁフルーツバスケット・・・。
俺はかなり漫画好きなんですが、主に少年モノが主流なのですよ。
でも別格な少女漫画が二つ程・・・フルーツバスケットと彼氏彼女の事情。
俺が中学校の頃にはやっていて、どちらもアニメを見てハマった作品ですねぇ。
男なのに変とは思うんですが、面白いんですよこれが・・・○|_| ̄
つい先日カレカノの方は幕を降ろしたんですが、フルバのほうはもうちょい続きそう。
終わらなければいいなぁとは思うものの、最後を視たいというこの矛盾、俺だけか(゜Д゜)

あんな面白い話どうやったら創れるのか知りたいなーとか(ムリ
そいでは(・ω・)ノ
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by kujikenjousiki | 2005-09-20 02:20 | 日記

大吉曜日

━━━ほらみろ、占いなんて当たりゃしない。

                           ◇

俺は今日、生まれて初めて告白した女の子にOKを貰い、生まれて初めてのデートってのをする事になった。
気分はもう最高で、必ず成功させてやるっていう気力に溢れている。
失敗したらどうしよう、なんて不安だってないワケじゃあないが、どうも今日はうまく行くような気がしてならない。
TVの朝の占いだって1位だったし、携帯の占いサイトだって俺の運勢は大吉だった。
そして何より━昨夜出会った紅い髪した小さな占い師に「あんた明日はきっとついてる」なんてよくわからない断言の仕方をされたくらいだ。きっとついてるに違いない。
占いなんかに左右されるわついてるついてないだのかっこ悪いかもしれないが、心の支えはなんかあった方がいいと、俺は思う。うん。
何しろ初デート、どんなカタチであれ自信が欲しいじゃないか・・・

                           ◇

「・・・・・遅くねぇか?」
キッチリ用意して、約束の時間の10時より1時間速く集合場所に来ていた俺も俺だが。
現在時刻・・・11時半・・・。
まさかすっぽかされたのか、とかただ遅刻なだけだろう、とか考えてみても相手はこない。
相手は・・・
「そういやアイツじゃねぇか・・・」
自分の迂闊さに頭を抱える事数秒、俺は集合場所であった喫茶店を飛び出した。
店のドアを勢いよく開けた時、ゴン!と中々小気味のいい音が響いた。
「痛ぅ・・・」
ドアを開けたその先に、俺の想い人が額を抑えて蹲っていた。
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by kujikenjousiki | 2005-09-17 17:31 | 小説

うわぁ

本日某友人M君が新たな服の自慢にきました。

まぁそんなのはドウデモイインダケドネ。
携帯を機種チェンジいたっしました。
薄型ですコンパクトです着うたフルです!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・つかいづら。
約2年使ってた携帯からいきなりのチェンジとあって、流石に慣れるには時間がかかりそうな悪寒、まぁそれも楽しいやね(*'Д`)

そういや専門大学の資料が届いたのだが、願書に「400字以内で作文書きなさい」とキタ。
夢か学校か勇気、このどれかを選んで作文・・・イヤードウシヨ
適当に話を書くだけならともかく、願書に書けという事は合否にそのまま直結しかねない勢い・・・・かつてなくこわひ(((゚ε゚)))
まぁとりあえず試行錯誤してきまっ(・ω・)ノ

・・・・編集したのは某U君からのお叱りがありましてん○|_| ̄
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by kujikenjousiki | 2005-09-15 20:20 | 日記

なんか・・・なんか・・・ね

綾波レイに装備されちった(*'Д`)




















そんだけ
じゃなかったらしい、某にゃこ嬢からこんなん回ってきた。
●初恋はいつでしたか
●今まで付き合った人数を教えてください
●今好きな人はいますか?(いる人は)好きなところは?
●好きな人とデートで行きたい場所はどこですか?
●好きな人と一緒に観たい映画は?
●こんな人は絶対無理っていうのありますか?
●恋愛対象年齢は何歳~何歳ですか?
●同棲ってしてみたいですか?
●愛と恋の違いはなんだと思いますか?
●一番長く続いた恋愛は?
●付き合ってみたい芸能人は?
●究極の選択です
一生人を愛することしかできなくなるのと、
人から愛されることしかできなくなるのと
どちらかを選ばなければならないとしたらどちらを選びますか?

・・・・・・・。
えぇ?
答えろと?
まぁやってみよう。
1、した覚えがない。
2、いるわけNEEEEEEEEEEEEEEEEEE.。・゚・(ノД`)・゚・。
3、うん、全然皆無だね。
4、5、いないのにそんなん想像しても悲しくなるだけだろがあああああああorz
6、条件付けられる程傲慢な人間じゃないです(マテ
7、オネエサマガイイー(ぁ
8、えー、同棲とかそれ以前に一人暮らししてみてえよチクショウ(問題無視
9、モラトリアムでも語り明かしますか?
10、長く・・・とか・・・もうね・・・?えぇ・・・イジメ・・・?・・・うぇぇ~ん・・・・.。・゚・(ノД`)・゚・。
11、もうアレだよね、芸能人の名前と顔が一致しない時点で回答不可ってマズくね?
12、えーと、現状が後者でしかも愛さない&愛してもらえないなのでもう・・・もう・・・どっちでも変わらないゎぁぁぁぁあぁぁorz

はぁ・・・なんかもう心の底を貫かれた気分だZE。
まぁこんなカンジで許してくださいorz
次もすちの番な(ぁ
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by kujikenjousiki | 2005-09-08 22:23 | 日記

終局

私が脚を折って約2ヶ月、ようやっと完治まで治癒が進み、私は御世話になった病院の先生方に挨拶をしに病院へきていた。
「よかったわねぇ、やっと治って」
一通りの挨拶を済ませた私は、入院中に仲良くなった看護婦のお姉さんと一緒に出口へ向かって歩いていた。
「でも寂しくなるわね、もうこないのかと思うと。本当はこんな事言っちゃいけないんだけれどね」
笑いながら看護婦さんは言う。
「私も少し寂しいですね、毎日顔を会わせていたのに」
私も、笑顔でそんな事を話す。
「でも、もう来ないよう頑張りますよ」
「えぇ、なるたけ来ない事を願うわ。それが一番なんだからね」
この人はやっぱりいい人だった。何故あんな━
(・・・あんな?あんなって・・・何?)
何かを思いだしかけた、それをちゃんと記憶に変換しようとしたところで━
「あだっ」
ズキンと、急な頭痛によって止められてしまった。
「どうしたの?大丈夫?」
気づけば、看護婦さんが顔を覗きこませながら心配顔を作っていた。
「あ、いえ、何でもないんです」
一歩退きながら手を振って誤魔化した。
「そう?顔色悪いから、早めに帰ってお休みなさい。ずっとリハビリと病室の行き来だけだったから、体がついてきていないのだと思うわ」
「えぇ、そうします」
頷いた時には、何を思い出そうとしていたのかなんて事は、頭の中から消えていた。

「それじゃ、失礼します」
「気をつけてね」
そう挨拶を交わして、私は病院を出た。

久しぶりの外は、初夏の空気と陽射しで輝いている。
「あぁ、いい天気で良かった」
少し暑いくらいの陽射しは眩く、時折吹く風は心地良かった。
帰路につくために、バス停を目指し歩いていると、向かいから女の子が歩いてくるのが見えた。

奇麗だ、と思った。
その少女は白いワンピースを身に纏っているものの、そんなものはただの服に過ぎず、恰好など気にならないくらい目惹かれるのは、紅い髪。
陽射しと風を受け、炎のように輝き踊っている。
ポーっと見惚れていると、スタスタと歩いてきていた彼女とそのまますれ違った。

「ボケッとしてると、また狙われるわよ」

はっとして振り向いた時にはその少女の姿はもうなかった。・・・・幻覚だろうか。
「何に狙われるっつうのよ・・・」
幻覚と幻聴がセットで来るなんてどうかしている。そう思ったが、少女の言葉は何故か心に重くかかり、きっともう忘れる事はできないのだろうと、確信した。

バス停に到着し、待つ間少女の言葉の真意を考えてみたが、どうにもわかるような気がしなかった。いや、むしろ解る方がおかしいのかもしれない。
そんな物思いをブッ飛ばすかのようにバスのクラクションが鳴り響き、私の意識は引き戻された。
乗り込み、椅子に座った私は、こう結論した。
バスを降りたその瞬間から、私を待っているモノはいつもの日常なんだろう、と。


「さて、一件落着かな?」
「まぁ修正者としての初仕事としては、上出来でない?」
去り往くバスを見送りながら灼髪の少女と、肩に乗っている生き物(形容し難い)がアイスを食いながら呑気に話している。
「まー収拾つかなくなって再構成なんかやらかしちゃったけど、まぁ許容範囲よね」
「結果世界は繋がったんだし、結果オーライだと思うけどね」
「んじゃ結果オーライという事で」
曖昧かもしれないが、まぁ大丈夫だろう。
そんな事を呟きつつ、彼女は事の顛末を手帳に書き記し、肩の物体に渡した。
「はい、頼むね」
あいよー、とやる気なさげに返事をし、物体Xは掻き消えた。
「うっし、報告完了」
初仕事にしてはよくやった、と自分では思う。まぁカッコイイ武具でカッコ良くバグを修正するハズだったのが、手違いで箒爆弾なんぞを呼び出し、バグが創った罅に力を突っ込んで世界を崩壊させたのは、失敗と見えるかもしれないが。
「よくある事よね、うんよくある事よくある事」
うんうんと一頻り頷くと、彼女はポケットから羽の生えた腕輪を取りだし、装着した。
「さって、とりあえずこの世界とはお別れだわね」
腕輪を掲げると、羽がクルクル回りだし、少女の真上の空間に穴を開けた。
「ま、もうバグも起きないだろうから、生きたかったら躊躇わずに生きなさいな、無礼者のお嬢ちゃん」
そう言った瞬間、空間に開いた穴に吸い込まれて少女の姿は消えた。

━彼女は知らない、世界一つをダメにした罰として、修正者の上司が説教をくれてやろうと、額に青筋立てて待っているのを━
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by kujikenjousiki | 2005-09-07 02:56 | 小説